My Hair is Bad オーガニックホームランツアーについて

2018年5月6日ゴールデンウィーク最終日、場所は大阪城音楽堂
わたしはずっと、どきどきしていた。

 

CDで何回も聞いた、夏フェスではなんども目にした。
やっと、やっとの気持ちでチケットが当たったMy Hair is Badのワンマン。

 

いまにも雨がこぼれだしそうな空だった。

 

14時30分に友人と待ち合わせをして大阪城音楽堂にむかう。

私はずっとソワソワしっぱなし。


なんだか遠距離恋愛をしていた彼とやっと会えるような、そんな気持ちだった。
正直言って、キツイ。

 

ずっと好きで、とくにベースのバヤくんに心を奪われていた、
そこは椎木くんじゃなく。それはなんだか悔しかったから。
やまじゅんはもちろん好き。お父さんのように。

 

場所に近づくにつれて、どんどんリハの音漏れが聞こえてくる…
あれ、椎木くん音外しすぎやない?そんなことを友人といいながら、スキップ。

 

グッズは買わないつもりでいたけれど、

まさかの魔法のカード(※クレジットカード)が
使えるではないか!!!!
ということで、Tシャツとタオルを購入。なんてかわいいの。

 

しかもTシャツは少し大きめサイズで。黒のスキニーも履いて、

いかにも!な姿に私は変身した。

 

カフェに行くつもりだったけど、音漏れを聞き逃すのがももったいなくて近くで待機。

 

リハを聞いていると…どんどん、どんどんクオリティーがあがってくるの。


椎木くんがしっかり音をあててくるの!!!!


なんだか楽しそうな声も聞こえて。

それがあとちょっとで目の前にあらわれるかと思うと…

 

時間が近づいてきて、入る準備。
初めての電子チケットで、それにまた感動。
お姉さんが機械を携帯の画面にポンとあてると、スタンプがでてくる。


なんて便利な時代になったもんだ。

これで、転売とも戦えるのだ、わっはっはー!という気持ち。

 

でまあ、時間になるとはじまるわけで。

私とほぼほぼ同じような恰好をした椎木君があらわれたわけで。
ペアルックみたいと思ってしまい…まあもうこの時点で虜だったのかもしれない。

 

 

結論から言いますと、バヤ推しで臨んだ私のココロは

椎木くんにまんまと奪われたのでした。


だってね、彼なんだか大人になってたんですよ。

言葉の端々にまるみを感じたんですよ。

あ、このひと成長していってるなって。

もちろん世の中に嫌なことはあって、元カノのことだって忘れてなくて
それが原動力でライブして。

 

でもね、こんな人生もいいじゃない ってきっと思ってくれてる気がしたんですよ。

 

となりで楽しそうに、かつ漢を感じるベースを弾くバヤくん
どんなけギターがみだれても、一瞬もぶれないつつみこむドラムをたたくやまじゅん
末っ子なの?と思わせるくらい、好き勝手愛しそうに歌う椎木

 

すべてに魅了された。

もちろん音楽にのるけれど。
なんだか棒立ちで聞いてしまいそうな。

 

あんなに雨がきれいだったことはないかも。

この雨の演出なのかなって思うほど、彼らをきらきらに見せたよ。

 

もっと続いて、もっと見せて!終わらないで!!と思うライブ。

 

途中の風俗やめたのMCも、なにそれ!と思いながらほほえましかった。
もう魔法にかかってますよね、はい。

 

「CD通り歌うからみんな一緒にうたって!!」そんなこと言うんやってのが感想。


なりふり構わず一人で大きな声で叫びたいだけじゃないんや、

新しい彼を発見 と思っていたら二行目からもうCD通りではない。


「CDの歌い方忘れたーー!!!」って笑う。
なにわろてんねんと思うながら、抱きしめたくなる時点でもう私はダメなんだろう。

 

本当にあっというまに終わってしまい、あの曲もあの曲も聞きたかったな
と思うきもちと、あれもあれもあれもあれ聞けた!!!!!
という興奮がおしよせた。

 

彼らは26歳。
同じ時代を、同じような年齢で駆け上がれることに感謝した。

 

これからも私たちの心を奮い立たせてほしい。